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2015.10.13 Tuesday  | - | - | 

第51回定期演奏会

甲南大学文化会交響楽団 第51回定期演奏会
2011年12月17日(土) 18:00開場・18:30開演
神戸国際会館こくさいホール

[曲目]
O.ニコライ:歌劇「ウインザーの陽気な女房たち」序曲(*)
J.シベリウス:組曲「カレリア」
S.ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 作品27

[指揮]
高谷光信(客演)、三木翔太(学生,*)

ラフマニノフの初合わせが7月30日
そこからちょうど140日。4ヶ月ちょっとですか。
今はただ「ようやく解放された」と言う気持ちです。

いや…今はもう解放感しかありませんね。
これで、ようやくラフマニノフから解放される。
私にとっては3年ぶり2回目のラフマニノフ。
前回の演奏は、私にとって現役として最後の演奏会。
そのメインプログラムが今回と同じ、ラフマニノフの2番でした。

ただ3年前と違うのは、担当するパート。
3年前は1stクラリネット。今回は2ndクラリネット。
でも、どっちでも大変さには変わりありません。
1stはソロという重圧、2ndは内声の要という重圧。

今回のメインプログラムがラフマニノフになったという連絡が入った時、
正直に言って今の4回生たちを軽蔑しました。
オーケストラの現状を考えた時、このラフマニノフは
「最も選んではいけない曲」のひとつであるから。
オケの今後を、そして後輩たちへの負担を全く考えない選曲。
何を考えているのかと。いや、何も考えていないからこその選曲なのだと。

ラフマニノフになったことで、エキストラ出演を辞めようかと思いました。
でも、3年前に同じ曲を経験した者として、それでいいのかとも思いました。
いろいろ考えました。悩みました。その結果、乗ることに決めたのです。
たしか、こっちから「出来るだけ力になりたいと思います」とか、
そんな内容のメールを送った気がします。…今になって考えたら、厄介ですね(笑)

こうなってしまった以上、自分が出来ることは全部やりつくす。
当たり前の事ではありますが、今回はより強く思いました。
「ラフマニノフの2番」は自分にとって特別思い入れの深い楽曲。
中途半端な演奏は、たとえ他人が許しても自分が許せない。


もうそれからは現役生並みに悩んでいたような気がします。
ただ、あくまでも今回の自分はエキストラに過ぎないのであって、
演奏会の主役(=現役生)ではありません。その辺は弁えていたつもりです。
現役生の目にどんな風に映っていたかは分かりませんけどね。


そうして臨んだ12月17日。本番前のゲネプロ(最終練習)。
普通、ゲネプロでは全力は出しません。本番の為に体力を温存しないといけませんし。
そんな中でも、今までで一番いいと思った場面がいくつかありました。
が、それを打ち消しても余りあるくらい酷い演奏でした。

「こんな状態で人前に出す気なのか」「この半年は一体何だったのか」

そう思いました。

自分のやってきたことは全部無駄だったのか。
自分だけが変に気張って空回りしていたのか。
あの時の精神状態が一番ヤバかったように思います。


それから本番までの記憶は、正直言ってはっきりしてしません。
思い出そうにも、ところどころ記憶が飛んでいるのです。
開場後にホワイエでOBやOG、知り合いに会ったのは覚えているんですが…。

気が付いたら舞台袖で待機してた…そんな感じです。


本番の演奏では、もう深く考えるのを止めました。
とりあえず、目の前にある音符を1つ1つ正確に出すこと。
それだけしか考えませんでした。

そしたら、それが功を奏したんでしょうか。かなり冷静になれました。
胃はかなりキリキリしてましたけどね(笑)

1楽章のコールアングレソロ、3楽章のクラリネットソロ。
この2つは木管セクションの魅せ場。どっちも凄い良い演奏でした。

特に3楽章のクラリネットソロでは、隣で一生懸命に吹いている後輩の演奏を聴きながら、
3年前の自分がその場所で見た客席の風景がふと思い起こされました。
そして、あの時の自分が何を見、何を感じながらあのソロを吹いたのかが少し蘇り、
思わず涙が出そうになりました。もちろん、我慢しましたけどね(笑)

後輩のソロは、3年前の自分の演奏を超えたのではないかと思う部分も多くありました。
そう感じるのは、"オケの先輩"として嬉しくもありますが、
"クラリネット奏者"としては羨ましくもあり、ちょっぴり妬ましくもあり(笑)
あのソロの後の音楽を壊すわけには絶対にいかないと思って、
そういう意味では3楽章が一番緊張しましたね。

そして、4楽章の練習番号89。
60分にも及ぶ大シンフォニーのクライマックス。…気持ちよかった。
口はもうバテバテで、まともな音なんかほとんど出せない状態だったけど、
3管編成のオーケストラが生むあの響きの中にいれることが幸せでした。

ゲネプロであの酷い演奏をやらかしたオーケストラと同じだとは到底思えませんでした(笑)


技術的にもモチベーション的にも、マイナスから始まったラフマニノフ。
「終わりよければ全て良し」ではないけれども、この演奏会で引退する
4回生にとって納得の行く演奏が出来たのであれば、
それはそれで良かったのかなと今は思います。


今の4回生は、自分が4回生の時に1回生として入ってきた子たちです。
その学年が引退。感慨深いものがありますね。4年間、お疲れさまでした。
3回生以下は来年に向けて、更なる研鑽を積んで下さい。
2011.12.17 Saturday 23:59 | 演奏会 | comments(0) | 
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2015.10.13 Tuesday 23:59 | - | - |